かみかみ神谷の凸凹にゃんにゃん

記事枠

個別エントリー

2008年04月20日 (日)

ファインテックジャパン2日目探訪メモ(仕事関係)

コメント↓


 仕事の関係で有機EL関連のセミナー(D-2)と、それに乗じてファインテックの展示ブースを17日に散策していた管理人です。
 何がどうとか細かい話を書くつもりはないんですが、メモ程度に色々と感じた事を有機ELに従事して2年目の新人君視点で軽く報告。

 まず話題になっている厚さ0.3mmのSONY製有機ELディスプレイについてですが、個人的には特に感動みたいなのはなかったかなぁ。ガラス基板を極薄にしたというだけの話なので、アレはまず間違いなく製品にはならないだろうなと。ブースに運搬するだけでも破損しないよう厳重注意の元に展示していたという話を聞いてますし、製品としての完成度はお話にならないというのが、製造業務に関わっている人間の本音なんじゃないのかと。
 0.3mmのアレを展示した真意は、単純に他のディスプレイメーカーに対する牽制でしょうね。
 最近は液晶・プラズマ製品が薄型製品が目白押し。しかも今年に入って1mmを切る液晶を製作レベルでは証明した記事がTech-onで何件かの報告がありましたしね。
 薄型化、そして応答速度、高コントラスト化がキチンと進んできている液晶・プラズマがひしめくディスプレイ分野に「はっきり言って有機ELというのはいらないんじゃないのか?」という疑念は、三洋の有機EL撤退の報道以来、常に付き纏うジレンマのようなものなんですよ。有機ELに関わっている人間は特にそれを感じている。
 照明への応用がある分、管理人のような研究畑の人間はそんなに危機感は抱いてないんですが、企業―――それも家電の花形であるTVを扱うSONYにとって他人事でない・・・ってのはなんとなく分かる。だからこそ、明確な形で液晶やプラズマよりも素性が良い事を、技術者だけでなく一般人にも理解させ、驚かせ、納得させる必要性は常にあったのではないかと。
 だからこそ0.5mmの壁は踏破して、証明する機会がこのファインデック・ジャパンという舞台だったのかなぁ、と。
 これをやるならフレキシブルの11型とk(ry


 D-2会場の有機ELセミナーに関しては、はっきり言って既存公開されているレベル以上のものは、何の収穫もないといって良いほどにセミナーとしての質は低かったです(暴言)。特許や文献、関連の製本を漁っていれば知っているような既知の内容を話されたんじゃあこっちだって眠くもなります(‘・ω・`)スーパートップエミッションなんて今更話されてもネタとしては半年前レベルですって。古すぎ。
 ただまぁ、技術的な話ではなく、製品レベルでの話なら多少は得るものはあったかな。
 製造だとSONYは結構やばいかもとかちょっと思った。
 サムソンが年末に15型の有機ELを発売するとの話をしてましたし、そろそろ向こうさん達は製品として売り出しても利益が出るモノに仕上げてきている自信が窺えました(携帯電話のAMOLED(アクティブマトリクス駆動型の有機EL)独占状態の企業なんだから、その辺の量産技術はかなり進んでいるのは当然といえば当然なんですけどね)。
 SONYが発売した有機ELテレビは売れば赤字の出るPS3のような製品なので、利益を出せるような代物じゃないんですよね。肝心のレーザー方式の『LIPS』は11型TVでは材料を全てマスク蒸着しており、これを使用していないことからも、まだまだ量産可能な技術として確立していない。つまるところマスクレスが必須といわれる大型化の目処が立っていないのは一目瞭然。
 しかも『LIPS』はレーザー方式の元祖、サムソンの『LITI』と差別化出来るような明確なモノがないため(特許的な意味で)、特許化で難航しているという風の噂も耳に入ってきております。量産レベルではサムソンはいうに及ばず、この間ワンセグの有機ELテレビの量産を開始したコダックよりも遅れているような印象を受けてしまうんですよ。
 展示ブースも上記で語った0.3mmの物を除けば有機ELでの進展はナシ。むしろ液晶の方に力を入れているようにも取れましたからね。
 220億かけている新工場次第でしょうが、セミナーの質疑応答を聞く限りだと・・・う〜ん(´・ω:;.:…


追記)
 そういえば今回セミナーで発表していたWOO JONG LEEっていうと、APL(APPLIED PHYSICS LETTERの略)で広報レベルの内容しか報告してない文献が多くて、個人的には『役に立たない文献製造機』みたいな目で見ていたんですが・・・この人、技術家じゃないんですね(セミナーで初めて知りました)。まぁ製品レベルの技術内容を開示なんて、撤退した三洋や過去のコダックのような状況にならん限り早々しないでしょうが、いい加減ああいう文献の投稿は止めて欲しいかなぁ。
 読んでいて「これはないんじゃないのか」とか思うようなモノって韓国が圧倒的に多いので、キチンとしたものを技術者としては出して欲しいっす(`・ω・´;)

ページトップ↑

22:42:53   報告  | コメント(2)  | トラックバック(0)

 ←リトルバスターズ!二次創作考察小説「14:分かれた枝は 想いを馳せる その9」 リトルバスターズ! 二次創作考察小説「13:分かれた枝は 想いを馳せる その8」→ 

コメント

セミナーといのは、一種の・・・

商品の披露が主だったりしますので、得るものがないときもありますよ。
ところで、寮生活はどんなもんですか?
インスタント生活からの脱却は・・・
ブラックリベリオンのその後くらいにあっさりめの記事期待だったりします。

セトラ  [URL] #QBs7AdsI  | 2008年04月20日 23:18:25  [修正]

返信遅れすぎスマンorz

 すまん。なんか最近本気で忙しくて(汗
 お祝い記事の方にもそのうち米しときます。

>セミナー
 本気でGO!と思わん限り、今後はセミナーには出まいと硬く心に決めたかみかみであった。
 んで、ご要望の件の寮生活はなかなか。
 休日はインスタントor断食という日常に変化はないものの、平日は会社の食堂でウマウマヽ(´∀`)ノ

かみかみ  [URL] #wyPnW/yE  | 2008年05月03日 16:43:56  [修正]

管理者しか読めないようにします    

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://kamiyakandi.blog15.fc2.com/tb.php/590-d8614e4d

プロフィール

神谷 圭&愛&悠

管理人 : 神谷 圭&愛&悠
FC2ブログへようこそ!

ぷろふぃーるぅ

 HN かみかみ

 性別 一応、処々の言動やら文章の書き方から♂と思われるが、ときどき変なところで♀分を匂わせる内容や、♀と言い張る場合もあるが、多分♂であることは間違いないであろう・・・が、確証はない。
 趣味 お絵描きスキー、小説書きスキーで、コメントモラウノスキー(?)。
 読書と惰眠をこよなく愛する、人畜無害のナマケモノ。

 ブログ路線 来る物拒まず(・∀・)←その場の勢いともいう

 スタンド(?)
 神谷圭:多分、彼は弄られたいというかみかみの欲求が具現化したであろう、人間の形をした変態。影が薄くなった分、本ブログも多少はマシに見えてきてはいるが、彼を用いて再びボケツッコミを書き始める可能性も、否定はできない。

 神谷愛:あくたろうさんにはこよなく愛され、お絵描きでしょっちゅう登場するので、兄ほどには抹消の危機はない。とはいえ、駄菓子屋が再会されない限り、定期報告以外での活躍の場は現状ではゼロ。「ボケツッコミがなくなっただけで、私はもう満足です」とは彼女の言葉である。

 神谷悠:そろそろ忘れ去られる危険性が一番高いであろうキャラ。あくたろうさんが最近描き始めたので、少しはマシになってきているがどうなることやら・・・。
・管理人のメールアドレス
 kamiyakandiアットマークyahoo.co.jp

↓総計(05.7/5)
↓PV(06.2/1)

メニュー


参加SSサイトor祭

来ヶ谷唯湖祭